治療中、治療後の外見的な変化 傷跡や肌の変化も
基本データ
がんの治療はどんどん進歩し、抗がん剤や放射線など積極的ながん治療でかなりの効果が期待できるようになっています。とはいえ、実際に治療を受ける患者の体への負担も大きく、外見も治療前と大きく変わってしまう事があります。
本書は、こうした副作用で悩む患者さんのために、副作用を目立たなくするカバーメイクや、ウィッグや補正下着の活用法などについて図解で解説します。特に女性患者が悩みをかかえている頭髪問題や傷跡の問題などについての具体的な対処についても解説します。巻頭のカラー頁で、ヘアケア(ウィッグの使い方など)・メイクアップ(カバーメイク)・ネイルケア・体型変化に関するケアなどの実例を紹介します。
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書名 | 女性のがんと外見ケア: 治療中でも自分らしく |
著者 | 分田貴子 |
出版社 | 法研 |
発売日 | 2018年9月19日 |
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おススメポイント
信頼性の高い外見ケア情報
東大病院の外見ケアワーキンググループおよび乳腺内分泌外科の分田貴子医師によるがん治療での見た目の変化への対処法をまとめたもの。化学療法による肌や爪の変化、脱毛だけでなく、放射線療法や手術後のケア、リンパ浮腫などそれぞれの対処法を豊富な写真やイラストでまとめてあり、読みやすい。医師による著作だけに信頼性は極めて高い。
こんな方へ
- 治療でどんな副作用があり、どんなケアが必要になってくるか
- 東大の「カバーメイク・外見ケア外来」がどんなものか知りたい
この書籍の目次
第1章 女性に多いがん
乳がん/子宮がん/卵巣がん/その他のがん など
第2章 治療に伴う副作用について
抗がん剤治療/放射線治療
第3章 がん治療による見た目の変化とケア
実際に生じる副作用とその対処法
スキンケア/放射線治療/手術後のケア/ヘアケア/ネイルケア/乳がん手術後のケア/リンパ浮腫
第4章 見た目のケアとQOL(心のケア)
見た目の変化のケアが及ぼす影響について
東大病院での外見ケアサービス