公開日:2022年8月30日 | 最終更新日:2023年12月19日

「デジタル遺品」対策の具体的な方法を多数、掲載

基本データ

「デジタル遺品」とは、故人が遺したスマートフォンや携帯電話、パソコンなどの情報端末とその中に保存されているデジタルデータ、インターネット上にあるマイページのアカウントと投稿、ネット口座の預金などのことです。

本書はデジタル遺品の基礎知識、放っておいた場合の行く末、どう開いてどう処理・相続するかを解説するものです。さらに、将来デジタル遺品となる自分のデジタル資産をうまく生前整理する方法やデジタル遺品をめぐる今後の動向も紹介しています。

 (こんな方におすすめ)
・家族が残したデジタル遺品に不安を抱いている人や持て余している人
・自身のデジタル資産の死後の行く末を考えている人
・デジタル機器やインターネットサービスを積極的に使っている人

Amazonから
書名ここが知りたい! デジタル遺品 デジタルの遺品・資産を開く! 託す! 隠す! (これで安心!) 
著者古田雄介
出版社技術評論社
発売日2017年8月5日
  • 患者氏名:***
  • 種類:***
  • 発症年齢:***
  • 病歴概要:***
  • タグ・ジャンル

参考(著者サイト)

YUSUKE FURUTA | 古田雄介のサイト

最初にお読みください

このサイトの書評を初めて読む方は、「おススメ書籍の使い方をまず一読ください。

おススメ書籍の使い方 | がんケアネット

以下の文章には、「末期」・「死」などが含まれている場合があります。

おススメポイント

デジタルの時代だからこそ、今から備える

本書は、「デジタルの遺品にはどんなものがあるか、どのようなリスクがあるのか」・「遺族となった場合の対処法、生前の本人の準備・託し方」の大きく二つに分かれている。今の時代には逃げることができない必読の分野だ。

遺族として何をすべきか、また本人は生前にどんな準備ができるのか、こういったデジタル遺品に関する情報をうまくまとめてある。チェックリストが多く具体的だ。巻末付録として、「デジタル遺品・資産 整理シート」がある。

スマホの中身も「遺品」です-デジタル相続入門」も著者の書籍でおススメだが、まず全体を把握するものとしては、本書で十分だと思う。

このような方、このような時に

  • ネットサービスやスマホなどをかなり使いこなしているがん患者の方
  • 遺された家族で、デジタル遺品を持て余している方

本書で紹介のデジタル遺品関連のおススメ情報

下記のリンクは項目に応じて私が探したもので、本書に記載されていません。

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【豆知識】死んだらどうなる?死後のWebサービスやSNSアカウントの手続きを解説

日本デジタル終活協会

日本デジタル終活協会

この書籍の目次

はじめに
本書の読み方
第1章 デジタル遺品について、まず知っておきたいこと
第2章 遺族としてデジタル遺品に向き合う
第3章 自分の資産を託す・隠す・整理する
第4章 これからのデジタル遺品
付録 デジタル遺品・資産 整理シート

デジタル遺品は、家族が困る前に今から準備