看取り
終末期や看取りはこの一冊:(書評)末期がん患者の家族のための「看取り」の教科書
末期がん患者で在宅介護を考えている人、家族には必読の書籍。在宅看取りの条件・サービスや支援内容・介護時の過ごし方・費用・痛みについて・最後の瞬間にすること、してはいけないことなどを網羅した具体的・実践的な内容で、図表も多くわかりやすい。事前の準備のためにも必携。介護中の旅行サービスやエステ、医療用SNSなども紹介している。
がん患者の家族も読むべき:(書評)緩和ケア医が見つめた「いのち」の物語
胃がんで全摘手術、化学療法を経験した医師。第一章、二章で自らの体験談を。患者になったことで、第三章以降、がん患者としての自らの経験、緩和ケア医としての経験の2つの軸で、様々な角度で語る。医師としての知識と患者としての経験との落差を多数掲載。
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立場ある人が赤裸々に語る:(書評)妻を看取る日 ー 国立がんセンター名誉総長の喪失と再生の記録
国立がん研究センター名誉総長で、長年がん治療に関わってきた著者。彼の妻が、全身にがんが転移し、亡くなった。妻の最期を看取った著者は、一時は酒におぼれ、自死まで考えた。絶望の淵から立ち上がり、再び一人で何とか歩み始めた著者の記録。率直に凄いなと思う。妻に先立たれた夫の孤独な歩み。極めて詳細に、心境から実際の行動、そしてどん底から立ち直るまでを赤裸々に語っている。妻や夫に関係なく、どんな方でも参考になると思う。