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セカンドオピニオンとして腫瘍内科、主治医の病院の消化器外科と放射線科で話を聞いた結果、化学放射線療法をすると決めたが、このことを主治医に伝えねばならない。抗がん剤をやってもらうのは主治医なのである。それが今日だが、もう告知から100日と2日が経過している。
主治医は、外科手術を強くすすめる
開口一番「セカンドオピニオン、どうでしたか」
6月3日にセカンドオピニオン、6月11日に消化器外科と放射線科の各専門医から話を聞いた。これまでで、関係するであろうすべての診察科と会った。最後に残るは主治医だ。
6月18日、14時の診察だが、30分も待たずに主治医に呼ばれる。「セカンドオピニオン、どうでしたか」と開口一番聞く主治医。「先生、化学放射線療法にします」と私もすかさず応じた。
ランダム化試験でも外科手術の選択ばかりだと、再度、外科手術をすすめる主治医。もう決めましたと言い張る私。険悪な雰囲気など全くないが、医師としての経験上、外科手術が優位だとお考えなのだろう。明確な反論など素人の私にはできないが、「決めました」と2回ほど言った。
後日、胃カメラと放射線療法の準備をすることに
その後、ESDでの切除部位の傷跡・潰瘍が治っているかどうかを、一週間後の6月25日に胃カメラで見ることに。治っていると思うが治っていなかったら手術ができないそうだ。さらには、同じ日に放射線科に行って放射線療法の準備と採血もやることとなった。今月は毎週、病院に通っているがこればかりは仕方がない。ただ、できることは一日でまとめましょうよ、とは思った。
そして、診察室をあとにする。
そろそろ次のステップが見えてきたので、会社不在の準備を本格化させた。
今、思えば
6月はほぼ毎日、病院に通い続け、様々な検査をやった。できることなら「次の段階ではこれらの検査があります」と言った感じで全体像を月の初めにでも教えてもらえればと思っている。ある意味、本格治療準備のためのクリニカルパスのようなものだ。「その検査結果次第で、こんな検査も必要となります」とも教えていただくとありがたい。
患者にとっては初めての経験ばかりなのだが、先生方にとっては、何度も経験済みのこと。だから、2回目くらいの診察で、「本格治療が始まるまで、どんな検査があるかを時系列に教えてもらう」ことは必須と言える。
運営者プロフィール
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2019年に食道がんを発症し、化学放射線療法で治療。経営者として20年以上の経験を持つライター。著書「がん闘病記」と本サイトで、患者としての一次体験を社会に還元しています。
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