がん患者も普通の人。それまで通りの生き方を続ければいい
基本データ
週3、週4は当たり前の合コン三昧だった著者。
健康には自信があったものの、35歳のある日、会社で受けた健康診断で「乳がん」が発覚 ! それもステージ4……。
抗がん剤の副作用で抜け落ちる髪の毛。病気に理解のあった恋人との別れ。それでも、「がんにストレスは良くない」をモットーに、ペースを落としつつ合コンに行き、よく遊び、よく笑い、たまに涙をこぼしながら闘病し、がんを克服。
笑えて、泣けて、元気になれる実話コミックエッセイ!
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書名 | 乳がんステージ4だった私が、それでも合コンに行きまくって救われた話 |
著者 | 白戸ミフル |
出版社 | キノブックス |
発売日 | 2018年6月27日 |
- 患者氏名:白戸ミフル(1978年頃生まれ)
- 種類:乳がん ステージⅣ
- 発症年齢:35歳頃
- 病歴概要:右乳房にしこりがあるのを見つける。2ヵ月後くらいにさらにしこりは大きくなっていたが健康診断まで待つ。健康診断で再検査必要とされ、精密検査の結果、乳がんと診断される。その後、抗がん剤・手術・放射線治療を実施。
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最初にお読みください
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おススメ書籍の使い方 | がんケアネット以下の文章には、「末期」・「死」などが含まれている場合があります。
おススメポイント
同世代で乳がんの方には、著者の生き方は参考になるかも
35歳で乳がん・ステージⅣと診断された著者。抗がん剤・手術・放射線治療、これらの合間にタイトル通り、合コンに行ったり海外旅行に行ったり。男性との出会い、しかし乳がんであることを伝えられず、また抜け毛に悩むなど、同世代で同じ乳がんの方には著者の生き方は参考になると思う。
こんな方へ
- 筆者と同世代の方
- がん患者だが今まで通り生きていくにはどうしたらいいのかを知りたい方
一部抜粋
以下、下線は私自身によるものです。
治るという保証があれば、どれだけ安心するか
がんで死ぬかもしれない人が…恋愛なんてしていいの? そんな人に好かれても迷惑だよね? というか病気を受け入れてくれない人とは恋愛すべきではない? なら先にいうべき? いや…簡単に受けれ入れられるワケない
(中略)
嫌われたくない… 死にたくない… 「治る」って保証がほしい。
引用:p70
この書籍の目次
1章 35歳、合コン漬けの毎日の代償か!?
2章 乳がん発覚! そして彼にふられる…
3章 抗がん剤でハゲても旅行に合コン
4章 ついに手術! 恋も順調…?
5章 最後の治療へ…男事情に変化が!?
6章 乳がんに「ありがとう」といいたい
著者の感情がうまく表現された乳がん闘病記。共感できるところが多い
乳がんステージ4だった私が、それでも合コンに行きまくって救われた話 コミック – 2018/6/27