公開日:2019年8月22日 | 最終更新日:2023年11月24日

食道がん化学療法の入院は2回目であり、この時点で3日目、4日目なので、抗がん剤そのものには慣れた。しかし、副作用が顕著になった。心身ともに落ち着かないが、倦怠感や強い吐き気がないだけでもありがたい。また、終日、ぐったり横になってということもない。

食道がん抗がん剤3日目から副作用が顕著に。気を紛らわす一日

8月20日の昼食

今日は2019年8月21日(水曜)。抗がん剤開始から3日目だ。起床時は、もちろん喉が痛い。何度も書くが、目覚めた瞬間にのどが痛いのは極めて不快だ。

昨日から痛み止めがトラマールになった。朝食時、昨日に引き続き、のどの痛みが面から点に変わっている。

しかし、油断して適当に(通常通り)飲み込むと、のどがちぎれるほどの痛みとなる。

耳鳴りは終日、金属音が鳴り響いている。これもキツイ

午前に下剤を服用したが、終日便意はない。夕方16時頃に吐き気止めをもらう。夕食時にしゃっくりの漢方薬をもらう。

このように、のどの痛み・耳鳴り・吐き気・しゃっくり・便秘といった感じで副作用が顕著になってきているため、夕食前に病院隣のコンビニに行ったり、病院内の図書館へ行ったりして、気を紛らわした。

夕食直前まで吐き気があったが、ちらし寿司や魚切り身などが運ばれてきたので、食欲が出てすべてたいらげた。単純な私は、夕食後には吐き気を忘れていた。

ただ、この日は仕事関連で非常に嫌なことがあり、終日、気分が上がることはなかった。

食道がん抗がん剤4日目から放射線の副作用で首の周辺が水ぶくれに

8月22日(木曜)、抗がん剤治療4日目だ。

8月22日の朝食

早朝、4時頃に看護師さんが点滴チェックした際に目覚めた。そのとき、胸の赤み周辺に何か違和感があったが暗かったのでそのまま寝た。朝6時に目覚めて確認したところ、かさぶたが剥がれて露出し、水ぶくれ状態、いや水が出そうな勢いだった。

しかし、しかしである。今朝は、あまり喉が痛くない感がある。朝食時も飲み込みの痛みは弱まった。最大時が10で今は8くらいか。

8月22日の昼食
気分転換で買い食いする

しゃっくりは朝食前に出始めたので、食後に漢方薬。便意は午前は無し。昼食後、祈るような気持ちで座薬を試す。30分経過しても便意はなく、談話室も塞がっていたのでベッドで1時間ほど、寝た。熟睡したと思う。その後、うろうろと。談話室へ移動することもなく、ベッド上で読書するなど私らしくない行動もあった。

17時半頃に突然、便意があり、サツマイモをゆでた感じの薄い黄色のやわらかい便が出た。素晴らしい。抗がん剤や放射線の副作用は時間軸が通常とは違う。突然始まって、急に終わる。今朝ののどの痛みが弱まったのがいい例だ。徐々に痛みが弱まるのではなく、急に弱まった。

便が出た朗報のあとに、若手担当医から一日早い土曜日に退院かもしれないとの知らせが。またしても朗報である。その後、長男が見舞いに来てくれた。これも朗報。

首の周辺は、昼間に、かさぶたが剝がれ、さらに水ぶくれのような感じになり、夕方から塗り薬が加わった。

首周辺の様子:赤みが強くなり、一部は水ぶくれに

この日の日記には、あまりの朗報続きに、「毛が増えたかもしれない」などと意味不明のことが書かれている。しかし、実際のところは、副作用で心身は落ち着かず、コーラや菓子パンを買い食いするなど、昨日同様、何とも落ち着きのない一日だった。

今、思えば

本当に「今、思えば」だが、この時点の数日は、のどの痛みと首周辺のただれが日々、酷くなっていた。

最もキツイのは「徐々に」がないこと。3日目の水曜は赤みはあっても、ただれは無かったのが、4日目の木曜早朝に違和感を覚え、起床時には水ぶくれになっていた。急過ぎる。

さらにキツイことは、いつ終わるかわからないということ。この時点で、耳鳴り・のどの痛み・首周辺のただれ、どれも日々悪化していて、終わりが全く見えなかった。