公開日:2019年8月20日 | 最終更新日:2023年11月23日

2回目の食道がん抗がん剤(FP療法)の2日目。放射線照射でのどが痛く、この日の朝から痛み止めが変わったため、放射線照射によるのどの痛みが面から点に変わった。恐る恐る飲み込むことが前提だが、それでも嬉しい。また、この頃から耳鳴りが固定化した。

放射線療法ののどの痛み止めが新しくなった

今日は2019年8月20日(火曜)、雨だ。

8月20日の朝食

6時起床。夜中2時頃に、尿意で目覚めたが、熟睡した。6時半頃に新しく出された痛み止めを服用。コーヒーを飲みながら起床後に談話室で読書。本日も順調に読書ができる。朝食後、談話室でトースト。新しい痛み止めが効いたようで、痛みが面から点に変わった。もちろん油断すると痛みで飛び上がるが。

今まで説明していなかったが、朝食に食パンが出たときは、食パン以外を先に食べ終えて、お膳を返却し、その足で談話室へ。談話室のトースターで食パンを焼く。ゆっくりコーヒーを飲み、トーストを食べ、テレビを見る。仕事をしていたころにはできない、楽しみの一つ、非日常のようなモノだった。

向かいのベッドの人と仲良くなった。70代くらいの男性。

朝食後、談話室で10時まで読書。11時頃、向かいのベッドの奥様が談話室に来られたので、しばし雑談。毎日、一日中、付き添いで来られている。

奥様と話をしていると、フロアの個室の一つの周辺が騒がしくなった。12時前に談話室に来た女性が電話で「先ほど亡くなりました」と会話を始めた。それまで談話室にいた人々は全員、静かに出ていった。

こういう電話はどこでやるべきなのだろうか、とふと考えた。

抗がん剤の副作用:耳鳴り・少し吐き気

12時から昼食、その後、パソコン仕事。仕事を辞めていても、作業はパソコン中心となる。

この日は、手紙の下書き文章をタイピングした。特にお世話になった方々に、仕事を辞めたことや現状を手書きで報告しようと思っている。

15時頃に地下の売店へ。点滴を引きずって地下を一周しただけのようなものだ。その後、1階に上がり外の空気も吸いに行った。

この頃から、耳鳴りが始まった。前回の入院の時は、「あぁ、耳鳴りだ」と気にしてもその後すぐに消えていたが、今日からはずっと耳の中で鳴り続けている。吐き気も出てきたので、薬をもらう。40分ほどで吐き気はおさまった。

談話室で読書をしている間に、点滴交換。16時頃に新しく知り合いになった患者さんと世間話。17時前に、放射線科の先生が診察にこちらまで来られるというので待機しているが、シャワーにも行きたいなと、悩み中。

17時を5分ほど過ぎて、シャワーに行ったとベッドに置き手紙をしてシャワーへ。17時20分頃にナースステーションを見ると放射線科の先生を発見したので、手を挙げる。消化器内科の若手先生と放射線科の若手先生が並んでいる。二人とも若く、なかなか頼もしい感じだ。

消化器内科と放射線科で相談した結果、ロキソニンとトラマールを併用してカロナールはやめる。胸の赤みに対する軟膏はない。声が出るようになったとは言え、回復傾向かどうかはまだわからない、通常はこの時点ではまだ回復傾向にはない、などなどを二人の若き医師から。

17時45分に図書館へ。夕食前で10分もいなかったが、昨今話題になっていた「君たちはどう生きるか」を借りて、一度、じっくり読もうと考えた。

君たちはどう生きるか 単行本(ソフトカバー) – 2017/8/24

夕食は豪華で、冷やし中華と餃子

18時過ぎに配膳のおばさんが「今日はご馳走ですよ!!!」と。冷やし中華と餃子である。

痛み止めのトラマールで喉の痛みが和らいでおり、調子に乗って、麺をすする。まぁうまい。明日も明後日も冷やし中華でいい。

18時40分頃からコーヒーを飲みながら、ゆっくりと読書。

8月20日の夕食:冷やし中華だけでなく餃子も

尿量は順調。

痛み止めも効いているようだ。

夜はいつもの通りビデオを見て、寝た。