公開日:2019年4月20日 | 最終更新日:2024年2月1日
食道がんESD後の夜から食道の痛みが始まりその翌日もかなり痛かった。3日目は点滴で痛みは弱まった。4日目からは、大きめのものを食べると痛みがあるくらいだ。4日目以降「ここまで回復すると、もう退院してもいいでしょう」と思い始める私。昨日、一昨日と痛い痛いと弱気になっていた私はどこへ行った。まぁ単純な自分でよかったけども。今回は一気に4~6日目を書く。
4~6日目のお食事:5日目昼から5分粥デビュー
4日目:2019年4月18日(木曜)
- 朝:のりの佃煮(チューブ)・ツナの卵とじ・ミカン缶詰・味噌汁・ジョア
- 昼:豆腐のそぼろ餡・サツマイモマッシュ状・煮浸し
- 夜:白身魚の照り煮・かき玉スープ・ブドウゼリー
この日の朝が、入院して初めての朝食。まぁうまい。甘いものがうまいなぁ、としみじみ思った。
5日目:4月19日(金曜)
- 朝:梅味のチューブ・豆腐の卵とじ・味噌汁・バナナ・ヨーグルト
- 昼:5分粥・鮭クリーム煮・ケチャップ煮・おかか煮
- 夜:5分粥・鳥の照り煮・高野豆腐の煮物・味噌煮
6日目:4月20日(土曜日)
- 朝:みそ(チューブ)・鳥の煮物・黄桃缶詰・味噌汁・ジョア
- 昼:エビ団子の味噌煮・豆腐の卵とじ・煮浸し・5分粥うまい
- 夜:赤魚の煮付け・野菜の煮物・カボチャのマッシュ・ヨーグルト
4~6日目の病状の変化:早くも痛みは和らぎ、6日目には痛みを忘れる
4日目:
- 早朝に痛みが走った。痛み止めの点滴は継続。朝食時、痛みはあったが昨日のようにうずくまることもない。昼になって、ほとんど痛みはなくなった。というよりも2日目(ESD直後)と3日目とは比較にもならない。昼食時は、大きいものを食べると痛むくらいだ。
5日目:
- 本当に痛みは軽くなった。
- 5日目の朝、洗顔・髭剃りを終えた後、手術後初めての便意
6日目:
- 痛みそのものを忘れていた。急いで食事をすると少し痛むが、当然だ。
- 引き続き、姿勢が悪い。シャワー中にふと我が顔を見た。どす黒かった。かなりのショックだった。顔色は、病院の電灯も影響しているのではと強引に思い込んだ。
4~6日目のトピック
病院食がうまい
- いわゆる病院食の味にすっかり慣れて、最初と違い、おいしく感じている。これは想定外だった。食事が気分転換の一つだともいえる。
- シャワーでさっぱりしたあとに、地下の生協で売っているペットボトルの紅茶を飲むのが楽しみ。
- 今回の入院では、ESDをやったため、朝食にはトーストが出なかった。毎回の朝食で、談話室にあるトースターで、いい匂いをさせて、焼けたパンを食べている患者さんを見て、次の入院は、これをやると誓った。
怒られる
- 部屋に戻ると、談話室まではいいけども、病棟から出ては駄目と、看護師さんに怒られた。そういうものなのね、と応じたが、その後も何度も病棟から出て、生協やコンビニに行っていた。病院から出たことはない。
- 真夜中に暑さに目覚めて、スマホを見ていたら看護師さんに怒られた。
暇である
- 談話室にてパソコン仕事と読書を交互に。それ以外はたまに洗濯と自動販売機でジュース購入。休憩するにも気分転換のすべがない。
- 私には、何もすることがないというのが、最もつらかった。
- 毎晩、消灯30分後くらいにベッドの明かりを消して、AmazonのFire HDで映画を見ていたが、私には昼間にこれができない。昼間から映画などと、さぼっているような感があるからだ。
今、思えば
次の抗がん剤のための入院以降、他の患者とかなり親しくなり、談話室で気分転換を兼ねて会話を楽しんでいた。ただ、皆さん高齢で(そして病人で)、長い話もできず、すぐにベッドに戻るため、暇を持て余していた。
ESD入院後も、抗がん剤の副作用、放射線療法のケロイドなど、「痛い」ことはたくさんあった。だが、「暇を持て余す=入院だけはしたくない」ということだけは今も恐怖に思う。
こんなことが言えるのも、今のうちだけかもしれないが。