公開日:2019年4月17日 | 最終更新日:2024年2月1日

3日目の昼食が30時間ぶりの食事だが、食道が痛い。重湯が文字通り「重い」。痛み止めが違うものになって、痛みは夕方には弱まった。夕食時のリンゴジュース、どこにでもある普通のものだが極めてうまかった。

痛みさえなければ、平坦な一日

本日のお食事

今日は2019年4月17日(水曜)、食道がんESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)をやった翌日だ。朝は当然ながら絶飲食となる。昼にやっと食事再開だったが、おもゆは文字通り「重かった」。そして、どこにでも売っているリンゴジュースだったが、大袈裟かもしれないが涙が出るほどうまかった。

朝:絶飲食
昼:おもゆ・すまし汁・リンゴジュース
夜:おもゆ・すまし汁・リンゴジュース

昨晩から今朝:手術後に水を飲んだとき痛みに飛び上がった

昨日の手術直後には、痛みは無し。しかし、19時頃、一口だけ水を飲んであまりの痛みに飛び上がった。

その後も、胸焼け、熱いモノが食道を通ったときのような感じで、まぁ痛い。痛み止めの点滴をしてもらうが、あまり関係なし。こんな痛みでは食べたくとも食べられないだろうなと思う。そしてこんな日々がこれから続くのだろうなと。弱気である。

寝る前に映画をAmazonのFire HDで。大きさと重さがちょうど良い。病院に図書館があることを知ったので本を借りようかな。

入院中はスマホよりもタブレット型で

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その後、22時頃に寝た。疲れはない。夜中は2、3回起きたと思うが入眠はいい。何度か看護師さんがベッドへ来たのはわかったが、知らぬ間に点滴が変えられていた。熟睡感はないが、すぐに眠れただけでも良しとするか。

昼間の様子:重湯デビュー

今朝の起床は5時半くらいで、5時50分頃にひげそり・整髪。鏡に映る自分を見て、姿勢が悪いなと思った。8時頃から談話室でパソコン仕事。10時までそれなりにタスクをこなす。その後、11時半まで読書。よく読めた。

一度戻ってベッドでうとうとしたところに薬が。どろっとした緑の液体(アルロイドG内用液5%【QLifeお薬検索】というものでその後、放射線療法の痛みや胃潰瘍などでも活躍してくれた)を飲んで、再度、12時前に談話室へ。そんなに談話室がいいのかと言われそうだが、ベッドに終日、横たわっているなど私にはできるはずもない。

談話室にいると、若き先生が来て痛みについて確認。「血液検査は問題なし、昼食を摂ってください、痛そうなので痛み止めを違うものに変えます」の3点。

痛み止めは昼食前に点滴して効果があるか確認すると、若き先生は言った。そこでベッドに戻ったのだが、直後に昼食配膳。

このときは本当にどんな飲み物でもうまかったこと

重湯とすまし汁とリンゴジュース。これが「噂に聞いた重湯かぁ」と。すまし汁にわずかな味がありこれをおかずに飲み込む。飲み込むとやはり痛いが、関係無しに飲み込み続ける。一気に食べないと重湯は完食できない。

生まれて初めての重湯を食べ終えた瞬間、看護師さんが来て「痛み止めの点滴しますか?」。 いやいや、「痛みに嘆く昼ごはんは、もう終わったのに…」と思いながらもやってもらった。

その後、ゲップが頻繁になる。熱があると思う。30時間ぶりにモノを食べたわけだが感動はなかった。ただ痛い。

12時半には、再度、談話室へ。読書、パソコン仕事。結構はかどる。頭もはっきりしている。点滴の効果があったようだ。ここへきて、甘いものが強烈に食べたくなった。

夜の様子:リンゴジュースが甘い、うまい

夕食は昼食と同じ重湯とすまし汁。もうそれほど胸は痛くないので、どんぶりいっぱいの重湯を4回から5回に分けて飲み干す。時折、リンゴジュースで口を潤す。リンゴジュースうまい。18時50分から20時過ぎまで仕事。

今日も眠れないだろう、別にいいけど。

今、思えば

粘膜保護のための緑の液体「アルロイド」は、その後、かなりお世話になった。冷蔵庫で冷やして飲むといい。うまくはならないが飲みやすくはなる。この日も終日、談話室でパソコン仕事か読書だが、合計4回すべての入院が同じ。看護師詰所の前にあるため、看護師さんも見慣れた光景になったかな。