公開日:2022年8月27日 | 最終更新日:2023年12月15日
がん治療は高額です。がんの疑いや告知後は、すぐに限度額適用認定証を申し込みましょう。病院受付で保険証と共に限度額適用認定証を提示すると一ヶ月の支払いが数万から二十数万円程度になります(収入に応じて変動)。がん患者必須です。
マイナンバーカードが限度額認定証として使えます
マイナンバーカードを保険証として利用するための事前登録を行えば、限度額適用認定証の申請は不要となりました。しかし、以下の条件の場合は、限度額適用認定証が必要となります。詳細は事前に入院する病院にお問い合わせください。
- システムが導入されていない医療機関等にかかる場合
- 申請月以前12か月に90日を超える長期の入院をされていて、食事療養費が減額の対象になる場合
- 国民健康保険料の滞納がある世帯の場合
限度額適用認定証は必ず準備
限度額適用認定証とは
あなたが、標準報酬月額28万~50万円の中小企業で働く人としましょう。月に一回、保険証とともに限度額適用認定証を見せれば30万円を支払うところが約9万円くらいになります(支払った30万も申請すれば、約21万円は払い戻されますが数ヶ月後です・くわしい条件は「高額な医療費を支払ったとき | こんな時に健保 | 全国健康保険協会」を参照)
1ヶ月の総医療費(10割の額):100万円・所得区分:ウ・窓口負担割合:3割の場合
限度額適用認定証を提示しない場合 | 300,000円 |
提示した場合 | 87,430円 |
- 内容はほぼ同じですが、次の3つのサイトで制度概要を把握してください。
- 少なくとも私が世話になっている大学病院では、入院時に認定証があって当然、という状況で必ず持っているかどうかを確認されました。
申請書を郵送するだけ
中小企業で働く従業員とその家族の多くは、「全国健康保険協会」に加入していると思います。いわゆる「協会けんぽ」で次のような青色の保険証をお持ちのはずです。
健康保険証(被保険者証)の交付 | こんな時に健保 | 全国健康保険協会この保険証の方は、次のサイトで申請書をダウンロード、記入して、郵送。1週間から10日程度で限度額適用認定証が郵送されてきます(日数は前後します)。
健康保険限度額適用認定申請書 | 申請書 | 全国健康保険協会協会けんぽ加入ではない方にも同様の制度はあると思いますので、保険証を確認して、関連部署に確認してください。
今からできること
このページを見た方は、今すぐに
- 協会けんぽに加入しているかどうかを保険証で確認。加入していなかったら自分の保険証で該当部署に問い合わせ
- 協会けんぽの方は、このページで紹介したサイトを事前に確認。
- 申請書を、日付だけを抜いて、記入しておく。
- 認定証の有効期間は1年なので、申請書をコピーして次のために準備。
- 該当する協会けんぽの支部の住所を書いた封筒と切手を用意しておく。